関東高等学校選手権 佼成学園が3年連続制覇


第49回全国高等学校選手権大会関東地区決勝
佼成学園が3年連続3回目の制覇
クリスマスボウル3連覇へ王手

1Q 2Q 3Q 4Q Total
慶應義塾高校 3 0 0 0 3
佼成学園高校 7 6 6 6 25

11月23日、晴天の駒沢第2球技場で行われた第49回全国高校選手権大会関東地区決勝は、3年連続進出の佼成学園高校(東京都1位)と、4年連続進出の慶應義塾高校(神奈川1位)が対戦。佼成学園高が25対3で勝利し、3年連続3回目のクリスマスボウル進出を決めた。
慶應高は自陣24ヤードから始まった最初の攻撃機会に、RB藤田嵩介(3年)のラン、QB近藤条(3年)からWR松下侑樹(2年)、石黒陸(3年)、TE伊藤涼介(3年)へのパス、QB近藤のランで前進。第1Q5分21秒にK池末大晟(3年)の19ヤードFGで先制に成功。しかし、佼成学園は直後の攻撃機会にQB山﨑誠太郎(3年)からWR高野一馬(3年)、TE古澤克眞(3年)へのパスで敵陣に侵攻。第1Q9分16秒にQB山﨑の5ヤードTDランで逆転に成功すると、以降は慶應高に一度も主導権をわたさなかった。第2Qには、反則により第3ダウン15ヤードになった場面を、QB山﨑からWR高野へのロングパスで一気にゴール前7ヤードに迫り、第2Q11分1秒にQB山﨑の6ヤードTDラン(TFPキック失敗)につなげて13対3で前半を終了。
第3Qにはトスを受けたRB三澤大地(3年)からリバースしたWR高野へボールを渡し、高野がWR目黒歩偉(2年)への33ヤードのロングパスを投げるスペシャルプレーでTD(TFPキック失敗)。直後の慶應高攻撃をCB野村馨(3年)がインターセプトで断ち切ると、第4Q7分16秒にも山﨑の5ヤードTD(TFPキック失敗)につなげた。
最優秀バックス賞はラン12回46ヤード3TD、パス18投13回成功165ヤード被INTゼロの佼成学園QB山﨑、最優秀ライン賞は佼成学園DL和田音(3年)、敢闘賞は慶應高RB藤田(嵩)が受賞した。
佼成学園は12月24日、ヤンマーフィールド長居で、関西地区代表の立命館宇治高校と対戦する。