パナソニック電工インパルスが2年連続6回目の優勝!!

all.jpg

 2008年の社会人チャンピオンを決める第22回アメリカンフットボール日本社会人選手権・ジャパンエックスボウル。爆発的なオフェンスを見せるパナソニック電工インパルス(WEST2位)と、鉄壁のランディフェンスを誇る鹿島ディアーズ(CENTRAL1位)が激突。力と力がぶつかり合うパワーバトルとなった。


 試合開始早々から鹿島の速攻が決まる。敵陣44ヤードからの2シリーズ目。XリーグリーディングラッシャーRB佐藤のランを軸に、QB尾崎からTE脇田、WR中川へのパスを交え、ゴール前14ヤードまで迫ると、最後はRB丸田のランでTD。鹿島が先制に成功する。
 
さらに鹿島は次のシリーズでも、QB尾崎からTE脇田、RB丸田へのパスなどが決まりゴール前8ヤードとすると、ここからRB丸田が4回連続でランプレーを展開。最後は4thダウンから1ヤードを走ってTD。14−0と、一気にリードを広げた。

 ここまで攻撃のリズムがつかめなかったパナソニック電工。1Q終了間際、自陣15ヤードからの攻撃。
 QB高田のランでダウンを一つ更新したものの、自陣40ヤード付近で4thダウン2ヤードを残してしまう。パナソニック電工の村上監督はここでギャンブルを選択。選手達が思わず再確認したほどの強気に出る。
 
「失敗していても、パントで逃げていても、ディフェンスがアップアップの状態だったのでしんどかった」(村上監督)。監督の期待に応え、QB高田がQBスニークでギャンブル成功。さらにWR野口への16ヤードパスや、「今日のパスで一番良かったプレー」(QB高田)というWR長谷川への22ヤードのパスが決まり、ゴール前へと迫る。
 
最後はRB石野がエンドゾーンに走り込みTD。85ヤードのロングドライブを力づくで押し込み、反撃を開始する。

 

20.jpg

 さらにパナソニック電工は、PR塚崎の22ヤードリターンで敵陣32ヤードからの攻撃権を得た次のシリーズでも、RB石野の中央突破、QB高田からWR霊山へのパス、RB小林のランでゴール前13ヤードとすると、ふたたびRB石野が中央突破でTD。14−14の同点に追いついた。

 

 これで完全に勢いに乗ったパナソニック電工。次のシリーズでもRB石野のラン、WR塚崎へのパスで陣地を進めると、ここでまたもやRB石野が、4thダウンギャンブルから32ヤードのビッグランを見せ、ゴール前3ヤード。RB小林の中央突破でTDを奪い、21−14と逆転に成功して前半を折り返す。

 

 後半、互いのディフェンス陣が踏ん張りを見せ、しばしのこう着状態が続く。

 試合を決定づけたいパナソニック電工は、第3Q終了間際からのオフェンスを、RB石野のランを軸に辛抱強くドライブ。敵陣16ヤードまで進んだところで、QB高田がフェイクランナーにRB石野を起用する「自由の女神フェイクからのQBキープ」。古本コーチとQB高田が考えたというこのスペシャルプレーがものの見事に決まってダメ押しのTD。28−14とし試合に決着をつけた。

 

JXB.jpg

 Xリーグ2008MVP、ジャパンエックスボウルMVPをダブル受賞したパナソニック電工のエースRB石野は、195ヤード2TDを奪う大活躍。「OLのお陰。今日は全員でフットボールができたと思う」と満面の笑み。
 
パナソニック電工の村上監督は「ここ3試合、厳しい試合が多かったが、選手もスタッフもよく頑張ってくれた。感謝したい」と、快勝にこちらも会心の笑顔。

 この結果、パナソニック電工は2年連続6度目の優勝を果たし、来る第62回ライスボウルでの2連覇を目指すこととなった。

 

記事/江田政亮(フリーライター)

編集/畠中隆好(officeNEAR