2010 年4 月24 日(土)、日本代表チームは、ドイツ・デュッセルドルフへ遠征し、ドイツ代表チームと強化試合を行います。この試合は、2011 年に予定されている、第4 回IFAF ワールドチャンピオンシップ(W 杯)へ向けた、代表チーム強化策の一環です。
今年、設立75 周年を迎えた日本アメリカンフットボール協会(JAFA)は、100 周年に向けて、日本におけるアメリカンフットボールのさらなる発展のために、「ファイナル・クォーター・プロジェクト」を開始いたしました。その方針のひとつ「国際化時代にふさわしい競技力向上」のために、日本代表チームの強化活動を、中長期的な視点で恒常的に行ってまいります。
ドイツは、ヨーロッパにおけるアメリカンフットボール強豪国のひとつであり、2007 年川崎にて行われた第3回IFAF ワールドチャンピオンシップ(W 杯)においても、銅メダルを獲得しています。また、今夏におこなわれた、19 歳以下の第1 回IFAF ジュニアワールドチャンピオンシップにおいて、日本はドイツと対戦し、接戦の末10-7 で勝つことが出来ましたが、その実力は高く評価されています。
ドイツ西部に位置し、ノルトライン=ヴェストファーレン州の州都であるデュッセルドルフ市は、多くの日本企業が進出していることでも知られており、100 社以上の日本企業が、ドイツまたはヨーロッパ本社をデュッセルドルフ市においています。また、ドイツでは最も古く発足した「デュッセルドルフ・パンサーズ」も、このデュッセルドルフ市を拠点にしています。今回の試合が行われるESPRIT ARENA(エスプリ・アリーナ)は、51,500 人収容の開閉式屋根付き競技場で、現在は主にサッカーやコンサート等で使用されていますが、2007 年まで存在した、アメリカンフットボールNFL ヨーロッパリーグ「デュッセルドルフ・ラインファイア」のホームフィールドとしても活用されていました。
【ドイツアメリカンフットボール協会について】
ドイツには270 のクラブチームが存在し、競技者人口は31,000 人超です。トップリーグとして12 のクラブチームからなるGerman Football League(GFL)があり、German Bowl でチャンピオンシップを争います。
【IFAF ワールドチャンピオンシップ(W 杯)について】
第1 回大会は、1999 年イタリア・パレルモにおいて開催。その後、第2 回大会が2003 年ドイツ・フランクフルト、第3 回大会が2007 年日本・川崎市にて開催されました。日本は第1 回大会、第2 回大会と連続優勝し、第3 回大会では初めて参加したアメリカ代表と優勝を争い、接戦の末タイブレイクで敗れ、惜しくも準優勝となりました。第4 回大会は2011 年にオーストリアにて開催予定です。
【JAFA ファイナル・クォーター・プロジェクトについて】
設立75 周年を迎えた日本アメリカンフットボール協会が、100 周年に向けて開始したプロジェクト。「ユース・ジュニアフットボールを含めた競技人口の拡大」、「国際化時代にふさわしい競技力の向上」、「今後ますます国際化する社会において多種多様かつグローバルな人材を輩出すること」、が主たる目標です。