佼成学園が劇的勝ち越し2年ぶり4度目の全国制覇



最優秀バック賞を受賞した佼成学園RB26岩井(2年)photo:想い想ふ/HUDDLE MAGAZINE

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q Total
関学高等部 13
佼成学園 13 19

 

 12月26日、神戸王子スタジアムで行われた第51回全国高校アメリカンフットボール選手権大会決勝クリスマスボウルは、5年連続出場の佼成学園高校(東京代表)と4年ぶり26回目出場の関西学院高等部(兵庫代表)が対戦。19対13で佼成学園が勝利し、2年ぶり4回目の全国制覇を遂げた。

 第1Q、関学高は自陣33ヤードからの攻撃を4分45秒を費やしてQB林孝亮(3年)からTE安藤柊太(3年)への10ヤードTDパスにつなげて先制(TFPキック失敗)。佼成学園はその直後に自陣17ヤードからの攻撃機会をクォーターをまたいでQB近田力(3年)からRB岩井零(2年)への29ヤードTDパスにつなげて(TFPプレー失敗)同点に追いつく。さらに佼成学園は、自陣34ヤードから始まった次のドライブも岩井の3ヤードTDランにつなげて13対6で後半に突入。第3Qはお互い守備が奮闘し、追加点をあげることができなかったが、関学高は自陣20ヤードから始まった第4Q2度目の攻撃機会を5分42秒にQB林からWR坂口翼(3年)へのTDパスにつなげて同点に追いついた。

 佼成学園は陣10ヤードからの攻撃で、時間を消費しながら前進。終了2秒前、敵陣44ヤードからQB近田が投げたヘイル・メリーパスを佼成学園WR北川大智(3年)と関学高DB礒田啓太郎(2年)が同時に捕球。同時キャッチによるパス成功でTDとなり決着した。

 最優秀バック賞三隅杯はラン15回73ヤード1TD、パス捕球1回29ヤード1TDを挙げた佼成学園RB岩井、最優秀ラインマン賞安藤杯はOL近藤剣之介(3年)、敢闘賞は関学高QB林が受賞した。


敢闘賞を受賞した関学高QB9林 photo:想い想ふ/HUDDLE MAGAZINE