フラッグフットボールの国際親善大会、インターナショナルボウルが6月21、22の両日、米ロサンゼルスで行われ、男女の日本選抜はともに1勝3敗で大会を終えました。
男子日本選抜は第1日に豪州に快勝しましたが、カナダとの接戦を落とし、最終日は米国に敗れたものの、38-44と好勝負を演じました。女子日本選抜は第1日にカナダと米国に連敗。最終日は豪州を破りましたが、ドイツには3点差で敗れました。
■第1日(21日)結果
【男子】
日本42-7豪州、カナダ30-28日本
【女子】
カナダ40-26日本、米国31-0日本
■最終日(22日)結果
【男子】
米国44-38日本、カナダ40-21日本(1勝3敗)
【女子】
日本34-21豪州、ドイツ16-13日本(1勝3敗)
■監督、選手コメント
総監督兼男子日本選抜ヘッドコーチ・岩井歩
米国とカナダは世界のトップ5にいるチームで、そこを相手にきちんと勝負できたというのはポジティブにとらえたい。ただ、勝たないと意味がないので、そこにこだわったチームづくりをしていきたい。そのためのいいきっかけというか、モチベーションを選手一人ひとりが持てたことは、意味のある遠征だったと思う。選手が一番悔しさを感じてくれていると思うので、それをバネにして、輪をかけて強いチームになるだろうと思っている。
男子日本選抜主将・奥田凌大(富士通フロンティアーズ)
できたこと、できなかったことが明確になった。1対1で勝負できる部分もあったし、波に乗っていい雰囲気でいるときは攻守ともに攻撃的ですごくよかったと思う。一方、経験値のなさで反則が多かったり、リードされているときのチームの雰囲気がよくなかったりした。今回のメンバーが中心となって、日本での練習の質を今までより圧倒的に変えてやっていかないと、世界相手には日本はまだまだ脅威ではない。そこを目指して、アジアを圧倒する日本を見せ付けたい。
男子日本選抜・松井理己(富士通フロンティアーズ)
海外との差はそこまで感じたわけではなく、戦えたなというのはあるが、勝ち切れない、負けという結果がある。攻撃はアサイメントミスや反則、ターンオーバーがすごくキーになっているし、守備は逆にターンオーバーを狙っていかないと、攻撃のタッチダウンにつなげられない。海外と戦う上では、そのあたりの精度の高さが求められるということを強く感じた。
女子日本選抜ヘッドコーチ・井川宅朗
今回の大会は1対1、ファンダメンタルというところにこだわってやってきた。試合の結果は望むものではなかったが、とてもいいプレーがたくさんあった。いろいろな選手を出場させることができ、選手たちの海外での生活ぶりや試合に入っていくまでの行動、プレーなど、いろいろな一面が見られてよかった。引き続きファンダメンタルにはこだわるが、これからはフィジカルのフェーズに入っていく。
女子日本選抜主将・近江佑璃夏(東京ヴェルディ・ローゼス)
今大会が初めての国際大会になった選手も、国際大会を経験している選手も、いいところも悪いところもあった。今年はワールドゲームズ、アジア・オセアニア大陸選手権と2大会、悔しい思いをぶつけられるチャンスがあるので、日本に帰ってからしっかり成長していきたい。