佼成学園が8年連続クリスマスボウル出場を決める


 11月23日、駒沢第二球技場で行われた第54回全国高校選手権大会関東地区決勝は8年連続10回目進出の佼成学園高校ロータス(東京1位)と、2010年以来13年ぶり8度目進出の駒場学園高校ファイティングゴリラーズ(東京2位)が対戦。試合は圧倒的にボールを支配した佼成学園が35対0で勝利。8年連続8回目のクリスマスボウル進出を決めた。

 佼成学園の攻擊は最初のポゼッションこそパントに終わったが、敵陣42ヤードから始まった2度目の攻擊機会は、RB宮本樹音(3年)と、迫田竜政(2年)のランでドライブ。敵陣21ヤードでの第4ダウン1ヤードを突破した2プレー後に、QB石川竜之介(3年)からTE佐藤祥秀(3年)への16ヤードTDパスで先制。自陣25ヤードから始まった3度目の攻擊機会も4回シリーズを更新し、宮本の5ヤードTDランにつなげた。


〈18回走129ヤード1TD、加えてスペシャルプレーでもTDパスを決めた佼成学園RB6宮本樹音(3年) photo:大槻竜平/HUDDLE〉

 第3Q最初の攻擊機会には、ハンドオフを受けた宮本がランと見せかけてエンドゾーンに走り込んだWR堀川丈太郎(3年)に20ヤードTDパスを決めて加点。駒場学園はパスで反撃を試みたが、LB海津大稀(2年)がインターセプトリターンTDに仕留めて返り討ちにした。海津は次の駒場学園の攻擊もインターセプトに仕留めてRB大邑龍太郎(3年)の1ヤードTDランをお膳立てした。


〈2インターセプト1リターンTDを決めて最優秀ライマン賞を受賞した佼成学園LB47海津大稀(2年)photo:大槻竜平/HUDDLE〉

 駒場学園は佼成学園の強力なDL陣の前にランによる前進を僅か2ヤードに封じられた。後半は、パスで反撃を試みたが、突破口を見出すことができなかった。

 最優秀バックス賞は18回走129ヤード1TD、加えてスペシャルプレーでもTDパスを決めた佼成学園RB宮本、最優秀ラインマン賞は2インターセプトの佼成学園LB海津、敢闘賞は攻守兼任で奮闘した駒場学園TE/DE古川翔世(3年)が受賞した。


〈攻守兼任で奮闘し、敢闘賞を受賞した駒場学園TE/DE44古川翔世(3年)photo:大槻竜平/HUDDLE〉

 佼成学園は12月24日、横浜スタジアムで行われるクリスマスボウルで、関西地区1位(12月10日に決定)と対戦する。

■試合結果

Team 1Q 2Q 3Q 4Q Total
佼成学園 0 14 21 0 35
駒場学園 0 0 0 0