2022年度クロスオーバーアスリート測定会参加者インタビュー


桜美林大学1年・宮本篤寿選手
「フットボールに出会って、自分の人生が変わりました」

今年で2回目となるクロスオーバーアスリート測定会。昨年の1回目の測定会参加者の中から大学でアメリカンフットボールの道を選んだ桜美林大学の宮本篤寿選手(大阪・興国高校硬式野球部出身)に話を伺ってきました。

Q:アメリカンフットボールを知るきっかけはなんでしたか?

高校2年の12月、進学先に悩んでいた際に所属していた野球部の監督に勧められたことがきっかけでした。
同じ高校の野球部出身で立命館大学のアメリカンフットボール部に所属している井上七輝先輩(現4年)の話を伺い、未経験からでも身体能力次第で日本トップレベルで戦える選手になれることを知りました。

Q:クロスオーバーアスリート測定会を知るきっかけはなんでしたか?

父が教えてくれました。
高校の部活動(野球)で実績を残せていなかった私にとって、クロスオーバーアスリート測定会は自分の身体能力をアピールできる絶好の機会だと思いました。ここで結果を残すことができれば、大学進学にもつながると考え、高校野球引退後から測定会までの1ヶ月間、測定会の種目に合わせた練習に取り組んでいました。

Q:測定会に参加するときには大学でアメリカンフットボールをすることは決めていましたか?

大学のリクルート担当の方からお声がけいただけたら、アメリカンフットボールをしようと決めていました。
スポーツ推薦で高校に入学し、高校生活も野球漬けの毎日でした。高校3年の夏まで野球を続けていた私が大学入試でアドバンテージを取れるのは、野球を通じて培ったものしかないと考えていました。大学でそのまま野球を続ける選択もありましたが、アスリートとして日本のトップレベルに挑戦したい気持ちの方が強かったです。プロ選手としてのキャリアがあることもフットボールを志す後押しになりました。

Q:測定会の後、大学から声はかかりましたか?

ありがたいことに4校からお声がけいただきました。その中から大学でもトップレベルであること、日本を代表するコーチ陣が揃っていることから桜美林大学への進学を決意しました。桜美林大学のアメリカンフットボール部には寮があり、食事管理など環境面も揃っていて、初めての一人暮らしでしたが、不便のない学生生活を送れています。

Q:高校野球と大学アメリカンフットボールの違いは感じますか?

入部してまず驚いたのが、上下関係のなさです。高校時代は何事も自分で解決しないといけないと考えていたので、分からない、悩んでいることがあっても上級生に相談することはありませんでした。しかし、桜美林大学のアメリカンフットボール部では「分からないことは自分で解決しようとする前に、まずは相談しに来い」と上級生に言われました。日常生活でも上下関係を気にすることなく、全員がアメリカンフットボールを真剣に楽しんでいることが伝わってきます。一日の練習時間は野球と比べると約半分ほどですが、効率的かつコンタクトによる負荷の大きさで練習後にはいつもへとへとです。

Q:野球の経験を生かせるポイントはありますか?

野球もアメリカンフットボールもセットプレーが連続するスポーツなので、0から1を生み出す瞬発力は生かせるポイントだと感じています。

Q:クロスオーバーアスリート測定会に興味を持っていただいている皆様にメッセージをお願いします。

今はもしかしたらアメリカンフットボールに興味はないかもしれませんが、ぜひ一度体験してみてほしいです。
アメリカンフットボールはかっこいいスポーツで、自分の将来を変えることができます。私はすでに自分の人生が変わったことを感じています。
今までとは違った景色が必ず待っています。一緒にアメリカンフットボールをやりましょう!


宮本 篤寿(みやもと・あつとし) 桜美林大学健康福祉学群1年、大阪府出身、興国高校卒
小学2年から父が監督を務める地元のソフトボールチームに所属。中学から野球に転向。ソフトボール時から投手を務め、中学時は外野手も兼任した。8歳上、4歳上の二人の兄とは仲がよく、今目指している教諭の道も兄たちの影響を受けている。

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