フィンランド・ラハティで開催されているIFAF主催フラッグ世界選手権は現地8月29日、大会三日目を迎えた。女子日本代表は決勝トーナメント1回戦のオーストラリア戦に27対13、2回戦のイギリス戦に40対34と勝利。国内各チームから選抜された選手による日本代表が世界選手権に出場するようになった2018年大会以降初となる準決勝進出を果たした。
2024.08.30
フラッグフットボール
フィンランド・ラハティで開催されているIFAF主催フラッグ世界選手権は現地8月29日、大会三日目を迎えた。女子日本代表は決勝トーナメント1回戦のオーストラリア戦に27対13、2回戦のイギリス戦に40対34と勝利。国内各チームから選抜された選手による日本代表が世界選手権に出場するようになった2018年大会以降初となる準決勝進出を果たした。
準々決勝のイギリス戦は一進一退の攻防となった。前半はQB磐田からWR近江へのパスを柱に前身し得点を重ねるも、イギリスも日本との身長差を生かした高さのあるパスで応戦。前半はTFP差の20対21で終了したが、日本代表にとっては今大会初めてリードされての折り返しとなった。
後半も緊迫したシューティングアウトが繰り広げられた。しかし、試合が大きく動くきっかけとなったのが34対34で迎えたイギリスの攻撃時だった。残り時間を考えると、ここで得点を許すと厳しい展開となる日本代表守備は、第3ダウンでDB齊藤蓮佳が、第4ダウンにはDB上松が立て続けに相手のパスを好カット。残り1分24秒で攻撃権を得ると、QB磐田からWR森永瑚雪らへのパスで前進し、最後はWR近江へのTDパスで逆転に成功。40対34で勝利して準決勝進出を決めた。
女子日本代表のベスト4進出は2018年に複数チームから選抜された日本代表を結成するようになってからは初の快挙。単独チームが日本代表として出場していた時代は、04年の第2回大会で東京都立保健科学大学が3位、06年の第3回大会で富士通マロンティアーズが準優勝を果たしている。