公益社団法人日本アメリカンフットボール協会は、6月に米ロサンゼルスで行われるフラッグフットボールの国際親善大会・インターナショナルボウルに出場する男女日本選抜各12人が決定したことをお知らせします。
男子は昨年の世界選手権代表から植松遼平(千里山ブラックジャガーズ)ら2人が入り、アメリカンフットボールのXリーグから5人を選出。高校三年生の川崎航(リバーサイドギャンブラーズ市川)、立命館大学一年生の奥村倖大も名を連ねました。女子は近江佑璃夏(東京ヴェルディ・ローゼス)、上松あかり(ヒューペリオン東京)ら世界選手権代表を主体としたメンバー構成となりました。
フラッグフットボールJAPAN(日本代表、日本選抜、オリンピック強化指定選手を総称して「フラッグフットボールJAPAN」と呼びます)はこの大会と8月のワールドゲームズ(中国・成都、女子のみ実施)を経て、10月のアジア・オセアニア大陸選手権(中国・寧波)に向けた活動を継続していきます。当協会はTEAM JAPANの一員として、世界で活躍する選手を育成し、世界で戦えるチームとなるべく努めてまいります。
■男子日本選抜(★は2024年世界選手権代表、年齢は2025年5月30日現在)
ヘッドコーチ 岩井歩、コーチ 平尾利行、粟谷健礼、田邊大翔、渕辺和寛、高山裕、鈴木啓太、吉松直樹、森祐貴、井上拓也
■女子日本選抜(★は2024年世界選手権代表、年齢は2025年5月30日現在)
ヘッドコーチ 井川宅朗、コーチ 延原典和、須川宗真
■フラッグフットボールJAPAN総監督兼男子ヘッドコーチ・岩井歩のコメント
日本の男子フラッグフットボールは新たなフェーズに入りました。これまで競技を牽引してきたフラッグエリートの知見が、Xリーグや学生連盟、NCAAの舞台で活躍する最高水準の選手たちと融合を始めています。今大会には平均年齢24.1歳と非常に若い構成で臨みます。隔年でしか経験できなかった欧米勢との対戦の機会を、大陸選手権を控えるこの時期に得て、チームの強化はさらに加速します。アンダーカテゴリーから昇格してきた選手を3名含みますが、才能あふれる若い選手たちにはこのステージをぜひ目指してほしいと思います。非常に高いレベルでの切磋琢磨の途上におりますが、実戦を経て現在の立ち位置を確認し、秋の大陸選手権に向けた準備に拍車を掛けねばなりません。
■フラッグフットボールJAPAN女子ヘッドコーチ・井川宅朗のコメント
今回の選考は従来の女子日本代表選手に加え、他競技出身のアスリートを融合し、攻守オールラウンドな選手を登用、フットボールファンダメンタルレベルが高い選手を選出しました。女子は新体制となってコミュニケーションを大切にしたチームづくりを行い、ファンダメンタルの強化をテーマにしてきました。それが現時点でどこまで世界に通用するかを試すとともに、長期的な成長とチームビルディングを視野に入れて、より多くの有意義な経験を積むことを今大会の最大の目的として臨んでまいります。