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2025.10.26

【フラッグ大陸選手権】日本男子が準優勝、女子は3位

フラッグフットボール

フラッグフットボールのアジア・オセアニア大陸選手権最終日は26日、中国・寧波で行われ、日本は男子が全体の決勝でオーストラリア(オセアニア1位)に19-23(前半6-14)で惜しくも敗れましたが、前回大会の3位を上回る成績で、来年8月の世界選手権(ドイツ・デュッセルドルフ)の出場権を獲得しました。大会連覇を目指した女子は、3位決定戦で米領サモア(オセアニア2位)を42-12(前半28-6)で破り、世界選手権の出場権を獲得。世界選手権はフラッグフットボールが追加競技として採用された2028年ロサンゼルス五輪に向けて重要な大会となります。

 

男子の日本はまず、アジアの決勝で中国を40-39(前半33-25)で破り、アジア1位となって豪州との決勝に進出。豪州戦は互いの守備が踏ん張る展開でしたが、後半に突き放され、反撃も及びませんでした。女子の日本はアジア決勝で中国に22-25(前半20-6)で逆転負けしましたが、全体の3位決定戦では得点を重ねて米領サモアを圧倒しました。

 

■最終日結果(日本関係)
【男子】
▽アジア決勝 日本40-39中国
▽決勝 日本19-23オーストラリア
【女子】
▽アジア決勝 日本22-25中国
▽3位決定戦 日本42-12米領サモア

 

■監督・選手コメント
男子日本代表・岩井歩監督(中国戦後)
昨日のタイも、きょうの中国も本当に強いチームをつくってきてくれて、こういう試合をアジアでもできるようになったのはすごく意味があること。われわれも自信をもってチームをつくってきたが、中国は最後逆転というところまできたし、相手をリスペクトしたい。その中で勝ち切ったというのは、これまでの歴史が少し動いたのかなと思う。

 

男子日本代表・阿部裕介(中国戦後)
このチーム、このメンバー、サポートしてくれた人たち全員で勝ち取った勝利だと思う。今までオフェンスに助けられてきたので、この試合はディフェンスで勝負を決めると分かっていた。最後、気持ちが出てパスカットすることができてよかった。

 

女子日本代表・延原典和監督(米領サモア戦後)
悔しさしかない。守備面では練習でやってきたファンダメンタルを試合で出せるようになったのが収穫。攻撃では、どうしても中国戦の後半(攻撃は無得点)が頭に残ってしまうが、それ以外は比較的うまくできたと思う。決めるべきところで決められていない、止めるべきところで止められていないことが課題。自分が監督になって勝負強さを出したいとやってきたが、もっとこだわった練習をしていきたい。

 

女子日本代表・佐藤由樹(米領サモア戦後)
優勝できなかったのが悔しいが、3位決定戦は気持ちを切り替えて勝つことができた。今後はよりいっそう厳しい競争が始まるかと思うが、大会で成長した部分を日本に持ち帰り、強くなって金メダルを取りたい。

 

■アーカイブ配信
IFAF.TV https://ifaf.tv/page/6488ace2cdebc107406e07c0

中国戦でボールを持って前進する奥村倖大
中国戦でうまく守り、喜び合う植松遼平(右)ら
中国戦でボールを突き出す近江佑璃夏
中国戦で相手のフラッグを取る金谷明咲妃
米領サモア戦でタッチダウンを挙げ、喜ぶ山本深由奈(右)と八木智代(左)
米領サモア戦でパスを投じる磐田千紘
豪州戦で相手QBにプレッシャーを掛ける川崎航
豪州戦で必死にボールを前に突き出す松井理己