インターナショナルボウル現地レポート Day4


Day4

本日の練習は小雨が降る中、始まりました。

午後のスクリメージジャンボリーに備えて、3日間で習得したものを確認する練習でした。今年のチームは非常にメリハリがある。練習が始まった時のスイッチの入り方は、まさに日本高校選抜、どの高校チームにも劣らないと思う。昨年参加した選手が率先し、このボウルゲームへの参加が継続できた喜びを改めて感じました。練習終了後、アメリカ人コーチの評価からは、本当に勝つために指導していただけているのだなと感じるような言葉を頂きました。「今日の勝敗は全く気にかけていない。勝つのはゲームデイ。それがすべてだ。」

昼食後は、休みなく練習していた選手たちに束の間の休息にはなりますが、ショッピングの時間が与えられました。アメリカで買い物をすることも高校生のうちには体験しづらい貴重な経験だと思います。

 

スクリメージジャンボリーは、ラマール高校のスタジアムにて行われました。気温もかなり下がり、調整の難しい中、ここでもやはり、スイッチが入った選手たちは一気にテンション上げて準備にかかります。

いざ、アメリカU17ナショナル(No1)チームを目の前にし、緊張でこわばるよりもよりも、楽しみなのか体格差に対する驚きなのか、選手たちは笑っていました。

スクリメージが始まると、やはりパワーやスピードの点で、かなり高いレベルのパフォーマンスを展開され、厳しい戦況となりました。

コーチたちは午前に話していたよう、今日の厳しい結果を踏まえても、選手たちに、「問題はない。金曜日(ゲームデイ)が楽しみだ。」と言っていましたが、選手たちは悔しさを感じていたようです。

スピードとパワーが勝る相手にどのようにして勝つか、また勝てるのがアメリカンフットボールというスポーツだと思います。選手同様、スタッフ陣もそれを模索しながら、残り少ない時間を彼らと過ごしたいと思います。

アメリカンフットボールで、アメリカに日本が2連覇する瞬間を、喜びを彼らに感じさせることができるよう明日も頑張りたいと思います

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池田哲生(聖望学園高校)