佼成学園が6年連続クリスマスボウル進出



3TDレシーブと活躍した佼成学園WR22高津佐隼世(3年)photo:大槻竜平/HUDDLE MAGAZINE

佼成学園が完封で早大学院を下し
6年連続のクリスマスボウル進出

12月12日、富士通スタジアム川崎で行われた第52回全国高校選手権大会関東地区決勝は、佼成学園高校ロータス(東京B代表)と早稲田大学高等学院ベアーズ(東京D代表)が対戦。31対0で佼成学園が早大学院を完封で下して6年連続6回目のクリスマスボウル進出を決めた。

2010年から6年連続でクリスマスボウル進出を果たしている早大学院と、2016年から5年連続でクリスマスボウル進出を果たしてきた佼成学園。近年10年間の関東高校界のトップを独占してきた2校の対戦は、佼成学園の完勝という結果になった。

早大学院は最初の攻撃機会に自陣35ヤード付近で迎えた第4ダウン1ヤードの状況でギャンブルを選択。しかし、これを止めた佼成学園がQB小林伸光(2年)からWR高津佐隼世(3年)への35ヤードTDパスをいきなり決めて先制した。

2回目の攻撃機会には、RB岩井零(3年)のロングランで得点圏に攻め入り、高津佐へのTDパスで加点。前半終了間際には、DB酒井麻陽(3年)のインターセプトで得た攻撃機会を、K吉川大紀(2年)のFGにつなげて加点。第3Qには、短いパスを捕球した高津佐が早大学院守備のタックルを次々とかわして34ヤードTD。第4Q終盤にはキャッチアップを狙う早大学院の自陣でのギャンブル失敗で得た好機を、RB三善琥珀(1年)のTDにつなげた。

守備は早大学院のパスを計5インターセプトに仕留めて反撃を許さず。立教新座戦、駒場学園戦と続いている全国大会完封記録を伸ばした。

最優秀ラインマン賞は佼成学園DL佐々木敬尊(3年)、最優秀バックス賞は佼成学園QB小林伸光(2年)、敢闘賞は早大学院LB/OL安藤龍生(3年)が受賞した。

果敢にパスで攻めた早大学院QB8船橋怜(3年)photo:大槻竜平/HUDDLE MAGAZINE

 

1Q 2Q 3Q 4Q
早大学院 0 0 0 0 0
佼成学園 14 3 7 7 31