International Bowl 2020 Report -Day3-
3日目は天候にも恵まれ、フットボール日和となりました。練習のテンポやアメリカ人コーチとの関係、チームメイトとの関係にも、良い意味で慣れてきた印象があります。反対に身体は疲労がたまってきたことにより、動きが重たくなってきた印象があります。
ここから特に大切なことは、練習以外の時間をどの様にして過ごすかです。
実際に選手達をみていると、試合に向けてチームメイトとフットボールの技術、戦術について話し合うことはもちろんですが、日頃のフットボールへの取り組み方や、将来の目標をみんなで話し合い、練習や試合に向けてのモチベーションを高くしたりしています。また寝る前のストレッチ、疲労回復の為にしっかりと食事をとること、睡眠時間の確保なども各自が自覚をして出来ていると思います。
今大会に選ばれた40人は、ほとんどの選手が初めて日本高校選抜として海外のチームと対戦することになります。ましてや、その対戦相手が米国代表となると想像も出来ないレベルであり、不安や恐怖を覚える選手も出てきます。夜のチームミーティングでは、前回大会を経験している数少ない選手たちが、みんなの前で、自分達の体験や心構えを伝えてくれました。彼等はすでにアメリカ代表と対戦をしている事、練習の内容やホテルでの生活などを経験しているので、他の選手の見本となる事ができます。更に日本高校選抜として、昨年度はアメリカ代表に僅差で負けているので、勝ちたい気持ちが高く、こういった彼等の言動や、グランドでの行動がチームの意識や絆を深めています。
チーム一人一人の練習以外での役割のお陰で、アメリカ代表に勝つという覚悟ができてきてるように感じています。
明日は対戦相手のアメリカ代表とのスクリメージが午後18 時より開始されます。本番に向けてどんな選手がいるかを実際に肌で感じる事が出来る、非常に大切な日になります。各ポジションごとに決めた目標が達成し、チーム一丸となって望んでほしいと思います。
箕面自由学園高等学校 小川道洋