International Bowl 2020 Report -Day5-


 朝の曇り空から我々の練習開始とともに晴れ間ものぞき始め、これまでより気温は高めの中での練習となりました。昨晩のスクリメージ翌日、かつ試合前日ということもあり、コンディショニングとウォークスルー中心の軽めの内容でしたが、試合に向けてやるべきことがしっかり詰め込まれた練習でした。練習強度が落ちると集中力を欠いた雰囲気になることはよくありますが、今回、U18日本選抜チームを指導してくださっているギブスHCをはじめとする米国人コーチ陣は、選手たちの気持ちをしっかりと掴み、盛り上げて選手を練習に集中させることがとても上手だと感じています。選手たちは、昨日のスクリメージの疲れも見せず、午前中は明日の試合に向け、フィールド上で、オフェンス、ディフェンス、キッキングの1つ1つを入念に確認しました。最後はゲームの流れに沿ってパーソネルを確認して練習を終えました。ギブスHCからは、「集中して良い練習ができた」との励ましの言葉をいただきました。

 

午後は、選手たちが楽しみにしていたAT&T スタジアム・ツアーとショッピングに向かいました。明日の試合会場であるAT&Tスタジアム・ツアーはその規模の大きさ、観客を楽しませる工夫の多さ、凄さに圧倒されました。予定されていた時間があっという間に過ぎ去るほどに興味深く楽しいツアーとなりました。アウトレットモールでは、選手たちは多くの店をまわり、楽しそうに買い物に興じていました。気持ちの切り替えができる貴重な時間になりました。

夕食後のミーティングは、ギブスHCから、今晩からの十分な水分補給、ストレッチなど、今夜の過ごし方の注意の後、「アメリカにはフットボールをするために貯金をするという言葉がある。教えて、覚えて、全力で戦う。その姿を君たちは見せてくれた。明日は勝てるように準備してきた。ゴールは明日勝つことだ。この5日間日本チームをコーチできて光栄だった」と語られました。その言葉、選手の心に響いたと思います。

その後、オフェンス、ディフェンスに分かれて米国人コーチと共に、明日のプレーに関して入念な打ち合わせを行いました。最後に、ルール確認、試合を迎えるまでの過ごし方などを確認し、明日の試合に備えて本日の活動は終了しました。

今回、USAFBより派遣された米国人コーチたちは、技術的な指導はもちろん、選手たちを集中させる方法や、興味を持たせる練習メニューの工夫、選手へのアプローチの方法など、様々な引き出しを持っていました。同じ指導者としてとても勉強になることが沢山ありました。私自身、もう少し若い時にこのプログラムがあれば、というのが正直な気持ちです。今後、多くの若い指導者がこのプログラムを経験することは、日本の高校フットボールにとって間違いなくプラスになると確信しています。

立命館守山高等学校 八反和之