日本代表チーム試合レポート


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日本第表選手たちはキックオフの14時に向け、それぞれ会場である川崎球場に集まった。試合当日も少し風は強いものの、天気は良くフィールドの選手たちにとっても、試合観戦にいらしたお客様にとっても過ごしやすい天気となった。
控え室には続々と選手が集まり、緊張で顔がこわばっている者、試合前の緊張感を楽しむ者、会場に特設された物販で買い物をする者と、試合までの時間を楽しんでいた。

 

 

 

 

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そして、日本代表のユニホームに袖を通し、テーピングなどの処置を施した後グランドへ移動し、ウォーミングアップが始まろうとしたとき、アメリカ代表選手もグランドに姿を現し、日本代表チームにどよめきが起こった。
ウェルカムパーティーでアメリカ代表チームの大きさを体感していたのだが、ヘルメットなどの防具をつけた選手たちの大きさは予想以上だったのだ。控え室に戻ると全体ハドルで山嵜監督は、『プライドを傷つけられる以上のことはない。日の丸を背負うというプライドのため、自分自身のため、最後まで気を抜かずにしっかりプレーしよう。』と語った。その後、選手たちが入場を済ませ、各国の国歌斉唱。普段はにぎやかな選手たちは真剣な表情となった。
これらを済ませ、いよいよキックオフを迎えた。

 

 

試合開始後、まもなくアメリカ代表チーム、背番号9、RBジェイソン・シンプソンに独走のタッチダウンで先制。そのが日代表チームの背番号19、QB安藤和馬から背番号21、宜本潤平への65ヤードのロングパスからのタッチダウン、背番号15、遠藤昇馬のキックによるトラーフォーポイント(以下、TFP)で1点追加し、7対6と日本代表チームが逆転。第2クウォーターに入り、背番号15、遠藤昇馬による22ヤードのフィールドゴールで3点追加、背番号1、RB井上周による12ヤードランでのタッチダウンで、17対6で後半へ折り返した。

 

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ハーフタイムに武田ディフェンスコーディネーターから『試合でよく、勝って後半に折り返すとき、負けていると思え!ということがあるが、そんなことをする必要はない。実際勝っているのだからただ、楽しんでこれまでやってきたことを信じ、自分たちのフットボールをしよう。』と選手たちに声援を送った。その他のコーチ陣も、前半の試合展開からアメリカ代表チームの特徴やプレーの癖など細かな指摘を選手に伝え、後半に備えた。

 

 

 

 

 後半に入ると、背番号3、RB北川瞬によるゴール前1ヤードのランで押し込みタッチダウン、前半に引き続きキッカーは遠藤昇馬、TFPを成功させ24対6、その後も、背番号10、QB荒木裕一郎から背番号9、RB松森亮太へのパスが成功。その後、3度目のTFPを遠藤昇馬が成功させ、31対6と日本代表が猛攻を見せる。

 

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それに対し、アメリカ代表チームも意地を見せ、第4クウォーターに入り、背番号11、RBブランドン・クラフが7ヤードのタッチダウンランを決めた後、再度、ブランドン・クラフがTFPでランを決め、31対14となった。その後も、背番号2、QBアンドレ・ウェルズのランによるタッチダウン、背番号1、Kマイリー・ラボーによるTFPが成功し、31対21とあっという間に10点差に詰め寄られる。しかし試合時間残り15秒を残し、QB荒木裕一郎が自らボールを持ち3ヤードランでタッチダウンを決め、この試合、終始安定したキックを見せる遠藤昇馬が4度目のTFPを決めた。
グローバルチャレンジボウル2009は38対21という最終スコアで幕を閉じた。

 

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試合後山嵜監督から、『この勝利はこれまで頑張ってきたことに比例して生まれた結果である、自信を持って、これからも頑張ってほしい。』と短くも心のこもった言葉を選手たちに送った。

日本代表チームは後半、2本のタッチダウンを連続で許してしまったリ、その他、初歩的なミスが目立ったりと反省し改善すべき点も見られた。このU-19グローバルチャレンジボウルは日本代表チームの勝利、二連覇という形で幕を閉じた。そして、ジュニア世界選手権大会(以下、JWC)にはこのグローバルチャレンジボウルに出場した選手たちを元にチームを編成することとなっており、今回の試合で生まれた課題を消化し、JWCに望んでほしい。

 

 

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日増しにチームらしさを増し、日本代表という誇りを持った選手たちはそれぞれのチームに戻りこれまで学んだこと、体験したことを各所属チームに還元するであろう。そして、これからの彼らの活躍にご期待、ご注目ください。

 

 

P1010012.JPGのサムネール画像

 

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