インターナショナルボウル現地レポート 第2日


インターナショナルボウル2018

1月13日(土) 現地レポート

昨日は疲れが見えた選手陣だったが、本日は環境にも慣れた様子が見られた。本格的な練習開始にふさわしい天候であったが、気温は東京よりも最高気温が5度近く低い寒空の下であった。

初回の練習後に、「明日はスピーディーに」と言われていたミッションを実行するため選手たちは一生懸命励んでいた。その他に特に気付かされた点は、2日目にも関わらず、アメリカ人コーチ陣と積極的にコミュニケーションをとっているということだった。

コーチングの形に明確な正解はない。国内で、指導者が持たれるイメージは「威圧的」、「厳格」、「怖い」といったものではないだろうか。私がこの短い期間で感じたものは、アメリカ人コーチは言葉の壁があるにも関わらず、ともかく選手との距離を縮め、称賛し、共に喜ぶ。選手たちも失敗を恐れず挑戦を躊躇することがない。

大人の立場から言うと、コーチングという「仕事」を楽しんでいる、と感じている。フットボールを通して、仕事観を学ばせてもらったと感じた。

選手たちはまだまだナショナルチームの自覚が薄いのかと感じている。礼節、態度、積極性。それらの点は日本人コーチがしっかり引き締めていきたい。そして、選手たちには、試合の勝利に向けて日々成長を繰り返していけるようサポートしていきたい。

(聖望学園高校コーチ 池田哲生)