日本高校生選抜、アメリカU-17選抜に歴史的な勝利!
インターナショナルボウル2018 第6日目
1月17日(水) 現地レポート
日本高校生選抜、アメリカU-19選抜に歴史的な勝利!
今日は日本のフットボール界において、歴史的な一日になったのではないか。
本日はいよいよ、インターナショナルボウル2018のゲームデイとなった。
朝、代表としての自覚や、高校生アスリートとしての態度に問題が見られ、チームとしてはとても良いスタートとは言えない状態であった。
しかし、選手たちのフットボールに対する向き合い方、取り組み方には驚かされた。
会場のAT&Tスタジアムは、フットボールの聖地テキサスの最高峰にあたり、日本の高校生がプレーをするということは、喜びと同等の圧力を受けるだろうと考えていた。
選手たちのロッカールームには、緊張が見られなかった。代表ユニフォームに袖を通し、自分たちのリズムで準備を進めた。ウォーミングアップの時間が変わったにも関わらず、彼らのペースを失うことはなかったように見えた。
フィールドに入場すると、とてつもなく高い天井、巨大なセントラルスクリーンが普段のフットボール感覚を狂わすほど堂々と待ち受けていた。
日本代表のレシーブからゲームはスタート。序盤の浮足立ったOFは徐々にアメリカDFのスピードに適応し、何より相手のミスを引き起こさせるほどのハードプレッシャーな日本DFが光った。
安定したキッキングゲームは有利なフィールドポジションをキープし、第三Qの終わりごろには、勝利という希望がどんどん現実味を帯びてきていた。
TDをあげたのは LB大沢(大阪産業大学付属) QB平尾→WR大谷(駒場学園) RB平(立命館宇治)
結果は 日本代表21-6アメリカ代表、と日本代表が歴史的な勝利を挙げることが出来た。
正式なナショナルチームではないが、日本代表がアメリカ代表に勝利したのは史上初ではないだろうか。指導者としてたくさんの課題に気付かされたが、日本のフットボール関係者という立場では、この瞬間に携われたことを心より誇りに思い、また選手たちや周囲の人に感謝したい。そして、選手たちも相手をリスペクトし、周囲に感謝する姿勢を今回の経験やフットボールを通して理解してもらいたいと思う。
MVP 平尾 渉太(啓明学院) 前川 真司(関西大学第一)
(聖望学園高校コーチ 池田哲生)