JWC 最終戦
今大会の3位決定戦となるU-19日本代表対U-19メキシコ代表のキックオフが現地時間の19時ということで、午前中に攻守別々に分かれての最終的なプレーの確認を行いました。選手たちはリラックスした表情でグラウンドに集まり互いに声を掛け合っていました。そして、防具などを着けず、1時間程度のプレーの合わせをしグラウンドを後にしました。
プレーの合わせを終えると出発まで各自自由に時間を過ごし、リラックスした程よい緊張感の下試合に対する意識を高めていきました。
現地時間19時過ぎ、いよいよキックオフを迎え、日本対メキシコの試合はメキシコのキックオフで試合開始となりました。日本は最初のプレイでメキシコ陣へ入ると、その直後QB荒木からWR遠藤への44ヤードTDパスが決まり先制します。試合開始わずか2プレイ、42秒で先制点を決めた日本は、続くメキシコのキックオフリターンをファンブルさせ再びオフェンスの機会を得ました。ゴール前22ヤードからの攻撃は、RB井上が第4ダウンギャンブルで12ヤードランを決めるなどでゴール前3ヤードまで進むと、最後はWR宜本へのTDパスが決まり14対0とリードを広げます。
最初の2シリーズを連続でTDを決め勢いに乗る日本はメキシコにTDパスで7点差に詰められるも、再びQB荒木から宜本への53ヤードのTDパスで21対7とし第1Qを終えると、第2Qに入り、メキシコディフェンスのQBへのプレッシャーが激しくなり日本が得点をできないまま、逆にメキシコに追加点を許してしまいます。21対13となり試合の流れがメキシコに傾きかけたが、前半終了間際にターンオーバーからのオフェンスでWR重松へのTDパスが決まり28対13で前半を終えました。
前半でリードを広げた日本は後半に入ってもその勢いは止まらず、第3QではWR宜本がこの試合3本目となるTDパスと、LB辻本によるファンブルリカバーTDなどで42対13としメキシコから29点のリードを奪いました。しかし第4Qに入ると、後半に入ってからメキシコの得点を0点に抑えてきた日本ディフェンス陣に疲れの色が見えはじめ、メキシコのオフェンスをなかなか食い止めることができず、メキシコに2シリーズ連続でTDを決められ42対27となります。試合時間残り5分43秒。メキシコはパスを中心としたオフェンスでゴール前3ヤードまで攻め込むも、最後はDB香山が値千金のインターセプトを決め日本がメキシコの追い上げを食い止め、42対27で勝利を納めました。
この試合を前に、掲げられてきた『このチームの最後を勝利で飾ろう、このチームに相応しい試合にしよう』という目標のため、選手一人一人が試合に、1プレーに、そして1球に想いを込め、選手たちの勝ちたい!という気持ちがひしひしと感じられる試合となりました。
はじめは長いと思っていた2週間という遠征期間はあと2日、このチームで過ごす時間ももうわずかとなり、寂しささえ感じられます。このチームで手にしたJWC2009のブロンズメダルを自信に変え、選手たちのこれからの活躍にご期待ください!!
また、JWC2009参加にあたりご理解、ご協力を頂いた多くの皆様にこの場をお借りいたしましてお礼申し上げます。ありがとうございます。
そして明日は今大会の決勝戦、U-19アメリカ代表対U-19カナダ代表の試合が控えて降ります。
なお、この試合の模様は、大会公式ウェブサイト(www.JWCFootball.com※英語)上で、LIVE 動画配信、およびリアルタイム・スタッツ&プレイ・バイ・プレイを通じて無料配信される予定です。U-19 日本代表チームの最後の試合にご期待ください。
また、NFL JAPAN公式サイトでは大会期間中の日本代表選手達の様子をフォトギャラリーにて公開中です。
こちらもぜひご覧下さい。
(NFL JAPANサイト JWC特集ページ)