World Teamレポートその4
最終日は、試合会場となるKelly Reeves Athletic Centerでの練習です。
前田選手のいるFinal Roster組は、スペシャル、オフェンス、ディフェンスがそれぞれ軽いウォークスルーで練習を終えました。そして、練習の最後に、本日のメインイベントでもある育成チーム同士のスクリメージ(※1)が実施されました。オフェンスには、FB赤津、OL笠井、ディフェンスにはDL佐嶋が出場し、外国人選手に対して堂々とプレーをしていました。DL小林選手は怪我のため、残念ながら欠場しました。スクリメージは、11-11と同点で終了し、ゴール前2ydsから行ったサドンデスで、ディフェンスがパスをカットし、勝利をおさめました。
来年以降の世界選抜チームの選手選考も兼ねた育成選手たちの献身的かつ真剣な取り組みに対して、ヘッドコーチのグレッグ・マーシャルから賛辞の言葉が送られ、「来年また世界選抜チームで会おう」という感謝の言葉で締めくくられました。
明日2月1日となった「インターナショナルボウル2012 」U19世界選抜チーム対チームUSAは、現地時間17時(日本時間2日8時)にキックオフです。前田選手の活躍に期待しましょう!
試合はCBS Sports Networkで全米に生中継されるとともに、アメリカ・カナダ以外に住んでいる人たちは以下のサイトから生中継でご覧いただくことができます。
http://www.usafootball.com/InternationalBowl
※1 スクリメージ特別ルール:オフェンス、ディフェンスが60プレーで得点を争う。
オフェンスは、1stダウン更新で1ポイント、タッチダウンで6ポイントを獲得。ディフェンスは1stダウンを更新させなければ1ポイント、ターンオーバーで3ポイント、ターンオーバーからのタッチダウンで9ポイントを獲得。
試合会場のKelly Reeves Athletic Center
ロッカールーム
試合用のユニホームを着たRB前田選手(#22)
育成選手を激励する育成コーチコーディネーター ティム・エンガー
Final Rosterの写真撮影
明日に試合を控えたRB前田眞郷選手に、試合に向けた意気込みを聞きました。
Q:昨年は育成選手で参加されていましたが、昨年と比べて今年は何か違いがありますか?
昨年に比べて、自分からコミュニケーションを多くとることを心がけています。自分は元々英語が得意なので、プレーのことや日本で話す世間話なども問題なくできています。やはり、自分からコミュニケーションをとることで、昨年よりやりやすい環境になっています。
Q:昨年の経験を経て、これまでどのようなトレーニングをしてきましたか?
昨年も今年も同じですが、フィジカルの差が大きいので、より体を大きくするためにトレーニングを一生懸命取り組みました。その結果、昨年より体重が7kg増えました。体を大きくするなかで、よりスピードを追求していくのはとても難しく、昨年は怪我が多かったのですが、今のコンディションはとてもいいので、トレーニングの成果が出てきていると感じています。
Q:明日の試合に向けて抱負をお願いします。
まず、目標は日本人初のタッチダウンをとること。そして、自分の中で一番測りたいのは、今の自分とアメリカの選手との実力差です。アメリカの強豪大学に行く選手と、どう戦えるかを知ることができるいい機会なので、思い切りプレーしたいと思います。今年は日本から唯一の選手なので、日本人ここにありというプレーをしたいと思います。
World Team 6日目スケジュール
1月31日(火)
6:30~ 朝食
8:00~ ホテル出発
9:00~11:30 練習、写真撮影、試合セレモニーのリハーサル
11:30~ 昼食、ホテルに帰宅
15:00~17:00 Sports Authorityへショッピング
18:00~ 夕食
21:30~22:30 ミーティング
23:00~ 就寝