大会再開に向けた留意事項

JAFA 大会再開に向けた留意事項

2020年8月31日更新
2020年7月23日

公益社団法人日本アメリカンフットボール協会

安全対策委員会

 この留意事項は2020年6月12日付で日本アメリカンフットボール協会(JAFA)が発行した「JAFAアメリカンフットボール活動再開に向けたガイドライン」に基づき、我が国において適切に競技活動が再開された場合において計画及び実施される、各種大会についての基本的考え方や留意点を示すものです。
 各地域、競技団体等において、大会を計画する際には、留意事項を参考にしつつ、大会の規模、目的、参加対象、当該地域における自治体の指導などを十分に考慮しながら検討および計画してください。

(1) ⼤会再開の開催⽅法

  • 地域のリーグ戦(トーナメント戦)については政府および自治体によるイベント開催に関する制限に従う。
  • ボウルゲームなど、地域を越えて実施する大会については、移動制限が解除されていることを前提とし、政府および自治体による、イベント開催に関する制限に従う。
  • 無観客試合の場合、会場内に入場できる関係者の範囲をチーム関係者のみとするか、保護者等を含めるか等の判断については、その時点における状況に鑑みて大会ごとの定めとするが、極少人数とすることを検討する。
  • いずれの場合も、後述の(2)(3)に定める運営⽅法を遂⾏できる試合会場、体制を整えることとする。

 

(2)再開の場合の運営⽅法

 チームの活動が再開し、試合の準備が整い⼤会の再開を始める場合、当然ながらこれまでの運営⽅法と異なる配慮や⼿配、意識の徹底が必要になるが、試合会場における留意点としては以下のような点が挙げられる。

  • 試合の⽇の前⽇あるいは当⽇に、適切な⽅法、範囲で会場を清掃する。
  • 会場における⼿指消毒液や体温計等を⽤意する。
  • 身分証明証(ID=選手証、役員証)などにより、会場を出⼊りする⼈が所定の位置で確実に管理されるようにする。
  • ID保有者に事後的に個別に連絡が可能となるよう、名簿を整備することとし、最低でも各関係者の代表者の連絡先を確保し、代表者は当⽇会場にアクセスした個⼈の連絡先を保有していることを徹底する。
  • 会場に出⼊りする関係者は必要最低限の⼈数とする。
  • 全ての関係者は以下に従うこととする。
    ①選⼿、チームスタッフ、審判等がフィールド上で活動する場合を除きマスクを着⽤し、⼿指衛⽣のための消毒をすること。
    ②個別の⼿指消毒液や使い捨てのウェットティッシュを携帯し、使⽤すること。
    ③⾃宅を出るとき及び会場への⼊場前に検温を⾏うこと。
    ④会場内の諸室への不要な出⼊りをしないこと。
  • 全ての関係者が会場に⼊場する際の必須条件として、以下の項⽬を含む書⾯での確認を提出する。
    ①現在、以下に記載の項⽬を含め、COVID-19 の感染の兆候が⼀切⾒られないこと。
    ・COVID-19 に関係するいかなる症状も直前の 14 ⽇以内に⾒られていないこと。
    ・⽣活を共にする家族等にも COVID-19 に関係するいかなる症状も直前の 14 ⽇以内に⾒られていないこと。
    ・COVID-19 の感染者に直前の 14 ⽇間に接触していないこと。
    ②未成年の出場選⼿及びスタッフについては保護者が⼤会の参加に同意していることが望ましい。
    ③⼤会の医療従事者、チームのメディカルスタッフにおいては、直前の 14⽇間に COVID-19 の感染者や感染が疑われる⼈を診察する際に、全ての感染防⽌対策を⾏い、適切な個⼈防護具(PPE)を着⽤していること。
  • 医学的知⾒が必要な分野においては、専⾨家のアドバイスを仰ぎ、適切に対処する。
  • 会場計画において、以下の点を検討しマニュアルなどに明⽰する。
    ①会場における⼿指消毒、⼿洗い場の場所の詳細。
    ②会場における⼈の出⼊りの管理⽅法の詳細。
    ③会場内における⼈の動きを最⼩限にできるように設計された会場計画。
    ④試合前後のミーティング等、⾶沫感染を防⽌するため、密閉、密集、密接、を回避する。
    ⑤可能な範囲で、⼊り⼝もしくは、その付近に検温場所を設置して検温を⾏い、発熱や咳嗽などを認める体調不良の参加者は施設に⼊場させずに帰宅させ、必要に応じて保健所や医療機関への相談あるいは受診を促すこと。
    ⑥観客や関係者に感染が疑われるものが発⾒された場合の隔離⽅法や動線等。
    ⑦感染が疑わしき⼈物が発⾒された場合の試合の継続・中断・中⽌、また、その場合の試合や記録の取り扱いに関するポリシー。
  • 試合後直ちに、適切な⽅法、範囲で会場を清掃し、ドアノブなどの⾼頻度接触部位は 0.05%次亜塩素酸ナトリウムあるいは 70%以上のアルコールを⽤いて消毒する。
  • 観客を⼊れての⼤会再開を⾏う場合は、以下の点を検討項⽬とし、その時点の状況に鑑みてポリシーを決定する。
    ①会場のキャパシティーに対する販売チケット数。
    ②⼀部の座席の封鎖等観客が密接して着席しないようにするための施策。
    ③観客⼊場の際の検温の実施の有無と⽅法。
    ④発熱等の理由でキャンセルしたチケット代金の取り扱い方法。
    ⑤運営関係者⽤のマスク、観客⽤消毒液の数量と確保⽅法。
    ⑥消毒液の設置場所と管理⽅法。
    ⑦売店や各種ブースの設置の可否と設置する場合の数、場所、運⽤⽅法。
    ⑧選手によるファンサービスの実施⽅法。
    ⑨スマートフォンを活用した接触確認アプリ導入による接触率の低減活用。
    ⑩観客に感染が疑われる事象が発⽣した場合の⼿順と隔離場所の確保。
    ⑪上記の周知徹底⽅法。

 

(3)主催者が留意すべき会場設備等

  • 手洗い場所
     主催者は、参加者が大会開催・実施の間に手洗いをこまめに行えるよう、以下に配慮して手洗い場所を確保すること。
    ① 手洗い場には石鹸(ポンプ型が望ましい)を用意すること。
    ② 「手洗いは 30 秒以上」等の掲示をすること。
    ③ 手洗い後に手を拭くためのマイタオルの持参を求めること。布タオルや手指を乾燥させる設備については使用しない。
  • 更衣室、休憩・待機スペース
     主催者は、更衣室や、一時的な休息をするための休憩スペース、参加者等が参加前の確認を受ける待機スペースについて、以下に配慮して準備すること。
    ① 広さにはゆとりを持たせ、他の参加者と密になることを避けること。(障がい者の介助を行う場合を除く。)
    ② ゆとりを持たせることが難しい場合は、一度に入室する参加者の数を制限する等の措置を講じること。
    ③ 室内又はスペース内で複数の参加者が触れると考えられる場所(ドアノブ、ロッカーの取手、テーブル、椅子等)については、こまめに消毒すること。
    ④ 換気扇を常に回す、換気用の小窓を開ける等、換気に配慮すること。
  • 洗面所
     主催者は、洗面所(トイレ)について、以下に配慮して管理すること。
    ① トイレ内の複数の参加者が触れると考えられる場所(ドアノブ、水洗トイレのレバー等)については、こまめに消毒すること。
    ② トイレの蓋を閉めて汚物を流すよう表示すること。
    ③ 手洗い場には石鹸(ポンプ型が望ましい)を用意すること。
    ④ 「手洗いは 30 秒以上」等の掲示をすること。
    ⑤ 手洗い後に手を拭くためのマイタオルの持参を求めること。布タオルや手指を乾燥させる設備については使用しない。
  • 飲食物の提供時
     主催者は、栄養補給等として飲食物を選手に提供する際は、以下に配慮して行うこと。
    ① 選手が飲食物を手にする前に、手洗い、手指消毒を行うよう声を掛けること。
    ② スポーツドリンク等の飲料については、ペットボトル・ビン・缶や使い捨ての紙コップで提供すること。
    ③ 果物等の食品については、選手が同じトング等で大皿から取り分ける方式を避け、一人分を小皿に取り分けたものを選手に提供するなど工夫すること。
    ④ 飲食物を取り扱うスタッフにはマスクを着用させること。
  • ゴミの廃棄
     鼻水、唾液などが付いたごみは、ビニール袋に入れて密閉して縛り、ゴミを回収する人は、マスクや手袋を着用すること。また、マスクや手袋を脱いだ後は、必ず石鹸と流水で手を洗い、手指消毒すること。

 

(4) ⼤会の際の移動について

 各参加チームの責任者、運営の責任者は、近距離で開催される⼤会の場合、可能な場合は宿泊を伴う移動は避けるなど、出来る限りチームの選⼿、スタッフ及び運営スタッフが不特定多数の⼈と接触しないような環境を整える努⼒をすることとし、下記のような点に留意する必要がある。

  • 参加者を必要と思われる者のみに絞り⼈数を最⼩化する。
  • ⾃宅を出発する前に個々⼈に必ず検温し報告させることを徹底する。
  • 可能な限り、公共交通機関での移動を避け、物理的に可能な場合個⼈の⾞による移動を検討する。
  • チャーターのバスを利⽤する場合は、運⾏会社と協⼒し、事前・事後に徹底的にバスを清掃・消毒するように⼿配し、余裕を持った座席数の確保や換気の徹底等の予防策を講じるようにする。
  • 公共交通機関で移動する場合も、各個々⼈に政府が推奨する感染予防策を徹底する。
  • ホテルでの滞在が必要な場合。
    ①滞在期間中にホテルの適切な場所に⼿指消毒ポイントを設置する。
    ②到着前と出発時に全室が「徹底的に清掃」されるように⼿配する。
    ③可能な場合は、すべてのチームメンバーに対して個別の部屋を⼿配し、移動してきた参加者全員がホテルの同じ階に宿泊するように⼿配し、⾷事やチームミーティングの時は専⽤のスペースを確保する。
    ④⾷事の時間を調整して、共。有のビュッフェスタイルの⾷事サービスの使⽤を制限するなど、⾷事の⽤意とデリバリーを⼿配する際は、感染を予防し、対策を講じる。
    ⑤以上の他、事前に旅⾏会社、宿泊施設等と協⼒し、可能な限りの感染予防策を講じる。

 

(5)その他の留意事項

 主催者は、万が一感染が発生した場合に備え、個人情報の取扱いに十分注意しながら、大会当日に参加者より提出を求めた情報について、保存期間(少なくとも1月以上)を定めて保存しておくこと。
 また、大会終了後に、参加者からCOVID-19感染症を発症したとの報告があった場合や地域の生活圏において感染拡大の可能性が報告された場合の対応方針について、開催自治体の衛生部局とあらかじめ検討しておくこと。
 加えて、現在、導入されているスマートフォンを活用した接触確認アプリは接触率の低減や感染の拡大防止に寄与することを踏まえ、活用を検討する。

厚生労働省HP:新型コロナウイルス接触確認アプリについて

【参考資料】

〇日本スポーツ協会 「 JSPO スポーツイベント再開ガイドライン」
〇日本ラグビー協会 「ラグビートレーニング再開のガイドライン」

以上