第4回 International Bowl 2013 現地レポート


 第4回インターナショナルボウル(U-19 IFAF世界選抜チーム対チームUSA:2月5日20時キックオフ)に向けたIFAF世界選抜チームの最後の練習が、4日12時から試合会場となるケリー・リーブススタジアムで行われた。

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 世界選抜チームのロースター51名の一員として選ばれた日本人選手は3名。ライン選手として初めてロースターに選ばれた島野堅三選手(186㎝118㎏、立命館大学)は、フロリダでの育成キャンプに参加し、大型選手揃いのOL陣の中では若干小さく見えるものの、持ち前のパワフルなプレイでコーチ陣から高い評価を受けた。
 体は小さいが去年の第2回U-19世界選手権での活躍を認められていち早くロースターに選ばれた下水流裕太選手(166㎝68㎏、日本大学)は守りの司令塔であるSF(セーフティ)として統率力を発揮できるかが注目される。30日からのキャンプで最多インターセプトの記録を残すなどディフェンスコーチ陣の注目を集めて副将に選ばれた林直輝選手(178㎝83㎏、関西大学)は、ニッケルディフェンスの要の選手としてスペシャルプレイを用意してもらっており、ゲームのターニングポイントとなる活躍が期待される。

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 スペシャルコーディネーターの山田晋三コーチ(IBMビッグブルーヘッドコーチ)は「3人の日本人選手には、チームプレイに徹することはもちろんであるが、一人の選手として世界の最高レベルの選手に果敢に挑戦し、日本では経験できないパワーのレベルを体感し、さらに上のレベルを目指すきっかけにして欲しい。」と述べた。
過去3回の大会ではロースターに選ばれた選手6人のうち5人はオフェンスのスキルプレイヤーだったが、今回はDBが2人、OLが1人と今までにない傾向がみられる。日本人選手の活躍が期待される。
(写真と記事:カメラマン野口卓也)