第62回ライスボウル記者発表会


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 日本にアメリカンフットボールが伝わって75周年の節目に当たる2009年。「100周年に向けてラストQのスタート」(日本協会・谷口理事長)の第62回ライスボウルが、1月3日(土)に東京ドームで開催される。今回の対戦はパナソニック電工インパルスと立命館大学パンサーズ、2年続けての関西勢対決となった。
 
それに先がけ、12月24日(水)東京都内で、パナソニック電工・村上監督、立命館大・古橋監督をはじめ、両チームの主要選手らも出席し、記者発表会が行われた。

 関西勢同士、ましてや現在のパナソニック電工を支えるエースQB高田や主将DL山中らは、立命館大リーグ4連覇の立役者となった中心選手だけに、終始和やかなムード。古橋監督が「ここ数年の社会人チャンピオンの中でも、今年のパナソニック電工は特に強いチーム」とエールを送れば、村上監督も「とにかくディフェンスは近年最強。私の見た限り、最近の甲子園ボウルで相手オフェンスを完封したのを初めて見た」と、こちらも対戦相手を称えた。

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 「自分のテクニックは全て古橋監督に教えてもらったもの」というパナソニック電工の主将DL山中は、「立命オフェンスは、アサヒ飲料のようなゾーンブロックのランプレーを着実にやってくる。特にRB松森君や、西田君がいいので要注意」と警戒する。「強い母校と対戦するのは楽しみだけど、やるからには絶対に負けられない」と、必勝を誓った。
 
まだギブスは取れないがチームを代表して参加した立命館大の主将・浅尾は「とにかく強烈な相手。でもここまで登ってきたからには、僕らは学生らしく、やって来たことを出し切って、とことんやるだけ」と、闘志を燃やしている。

 「世話になった先輩も多いので選手達は対戦を楽しみにしている。逆にウチのパターンを知りつくしているやっかいな相手。4年前の反省(松下電工36−13立命館大)を踏まえて、10点差以内で最終Qに持ち込んで、勝ちにこだわりたい」と古橋監督。
 「Xリーグの代表として責任を持って戦いたい。最後の松下電工で日本一、新しいパナソニック電工で日本一、と連覇を目指したい」と村上監督。

 和やかな中にも、互いのプライドが激しく火花を散らす第62回ライスボウル。どちらも持ち味を出しつくす面白いゲームが期待できそうだ。

 

記事・写真/畠中隆好(officeNEAR