世界中のベスト・フラッグフットボール選手はスペイン・マヨルカへ!


 国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)は、2021年のフラッグフットボール世界選手権をスペインがホストすることを発表した。
 地中海西部バレアレス群島最大のマヨルカ島パルマが、第10回IFAFフラッグフットボール世界選手権(2021年10月6日~10日)の開催都市となる。
 IFAFの加盟国の男女のチームが優勝を目指して戦う。IFAFはIOCの暫定メンバーでもある。

 スペインは、2019年にイスラエルで開催されたフラッグフットボール欧州選手権において英国を28-14で破り王者となっている。

●スペイン協会会長 エンリケ・ガルシア・デ・カストロ氏談
「2021年にフラッグフットボール世界選手権を開催できることはスペイン協会にとって名誉なことであり、このような機会を与えてくれたIFAFならびにマヨルカ市議会にもお礼を述べたい。彼らのサポート無くして開催は出来なかった。選手権はフラッグフットボールというスポーツにおいて、きわめて重要なものであり、選手のみならず、観客、スタッフ、参加する全ての方々にとって、この大会のホスピタリティやプロフェッショナリズムを楽しんでいただけることと信じている。地中海に浮かぶマヨルカ島は世界選手権に理想的な土地であり、すばらしい会場や宿泊施設を用意し、みなさんをお迎えしたい。」

 この2021年のイベントは、1998年から始まったタックルフットボールやフラッグフットボールの世界選手権のうち、初めてスペインで開催されるものとなる。本来は二年おきの開催であり、2020年の選手権はCOVID-19の影響でキャンセルされていた。

●IFAF会長 リチャード・マクリーン氏談
「世界中のアメリカンフットボール・ファミリーが来年10月のパルマでのすばらしい世界選手権に参加することになる。我々のスポーツが成長していく過程に於いて、新しいホスト国がこのスポーツを支え、世界レベルのアスリートを迎えてくれることに興奮している。」

 欧州でフラッグフットボール世界選手権が開催されるのは、オーストリア大会(2002)、フランス大会(2004)、スウェーデン大会(2012)、イタリア大会(2014)に続き、五回目となり、北米の四回を上回ることになる。アジアでは2006年に韓国大会が開かれている。

 この大会での上位7ヶ国は、2022年に米国アラバマ州バーミンガムで開催されるワールドゲームズへの出場権を得ることになる。2018年の世界選手権パナマ大会で優勝している米国男女チームは、すでにこのワールドゲームズへの出場権を得ている。米国チームは米国オリンピック・パラリンピック委員会のメンバーであるUSA FOOTBALLのマネージのもとにあり、バーミンガムのワールドゲームズで、リージョンフィールドで試合が予定されているフラッグフットボールはNFLがサポートしており、マルチスポーツ大会に初めてフラッグフットボールが登場するという意味で歴史的な出来事になると予想される。

●ワールドゲームズ2022CEO ニック・セラーズ氏談
「この発表はバーミンガムへのエキサイティングな一歩になる。この大会で男女8チームが決まり、2022年のワールドゲームズにおいて、NFLが支援するフラッグフットボールに出場するのが待ち遠しい。IFAFとNFLのサポートに感謝し、ワールドゲームズ史上初めてフラッグフットボ―ルがプレイされることを楽しみにしている。」

 過去の四回のIFAF女子フラッグフットボール世界選手権では、米国(2018)、パナマ(2016)、カナダ(2014)、メキシコ(2012)が、それぞれ優勝している。一方、2002年からの九回を数えるIFAF男子フラッグフットボール世界選手権では、米国が過去五回のうち四回優勝しており、2018年はオーストリアに19-13、2016年はデンマークに33-32と、1スコア差以内の勝利をものにしている。

 パルマでの2021IFAFフラッグフットボール世界選手権出場国は、2021年の早い時期に決定される予定である。

〇IFAFからのリリース(英文)はこちらを参照して下さい。