ノートルダム大学レジェンズのコーチング・スタッフにクリス・ゾーリッチ、レジー・ブルックスの元スターの実力派二人が決定


ノートルダム大学レジェンズのコーチング・スタッフに
クリス・ゾーリッチ、レジー・ブルックスの元スターの実力派二人が決定

 ノートルダム大学ファイティングアイリッシュ・レジェンズ(ルー・ホルツ監督)のコーチング・スタッフに、1988年全米優勝時のメンバーで、DTとして活躍したクリス・ゾーリッチと、92年ハイズマン杯候補RBだったレジー・ブルックスの2名が選ばれた。それぞれ、守備ラインとRBを担当する見込み。

 「今回のユニークな機会に参加できることに興奮している。グローバルなスケールで母校の活動を広報するミッションに大きな責任を感じている」とゾーリッチ・コーチが言う一方で、レジェンズ・チームのリクルート活動も同時に担当するブルックス・コーチは、「恩師ルー・ホルツと共にコーチする機会に恵まれたこと。そして、日本の豊かなフットボール史に参与できることに感謝したい」としている。

 ゾーリッチは90年に全米最優秀守備ラインに贈られるロンバルディ賞を受賞し、91年NFLドラフトでシカゴに2巡(全体49位)指名を受けて6シーズンにわたってベアーズ守備の最前線で活躍。97年にワシントン・レッドスキンズに移籍し、通算284タックル、16.5サックを記録してプロフット・キャリヤーを終えた。93年にはプロボウル出場の実績を持つ。在学時に米文学学士修了し、02年に同大ロー・スクールで再び学位を取得した後に出身地のシカゴ地区を中心にした社会奉仕事業を展開しながら、モーティベーショナル・スピーカーとして活躍。07年にカレッジフットボール名誉の殿堂入りを果たし、今季からはノートルダム大学体育局で学生による福祉事業プログラムの主任に任命されている。

 ブルックスは最終学年となった92年に1372ヤード(同大史上3位)、平均7.6ヤード(同大1位)のラッシング記録をマークして、全米大学最優秀選手賞のハイズマン杯投票で5位(同年受賞者はジーノ・トレッタ:マイアミ大QB)となる実績で、93年NFLドラフト2巡(全体45位)指名でワシントン入り。そのルーキー・イヤーに1063ヤードを走る活躍で脚光を浴びた。96年にNFLキャリヤーを終えて、現在はノートルダム大学のモノグラム・クラブ、フットボール卒業生クラブのマネージャーを務めている。