「まん延防止等重点措置」解除における活動の注意点
2022年3月21日
公益社団法人日本アメリカンフットボール協会
医・科学委員会
政府は3月17日、東京や大阪、愛知など18都道府県に適用されている「まん延防止等重点措置」を3月21日の期限をもって、解除することを決めました。重点措置は、1月8日以来およそ2ヶ月半ぶりに適用地域がなくなります。
オミクロン株の新規感染者数は減少傾向とはいえ、一気に減るという状況ではなく、亡くなる方も依然として多く、決して安心できる状況ではありません。アメリカンフットボール界においても、減少傾向とはいえ依然として選手、チームスタッフの感染報告が続いています。
アメリカンフットボールは、これから春休みや新年度を迎え、多くの人が集まる本格的な活動が開始されます。政府や自治体、そして各所属組織(学校、会社等)の方針、要請に従い、引き続き下記の内容をご理解の上、改めてチームにおける感染対策の徹底をよろしくお願い致します。
さらに、試合開催にあたっては、ワクチンの接種歴や陰性の検査結果を確認する取り組み等、各所属組織、自治体の方針に沿った感染防止のための取り組みをお願いいたします。
1、オミクロン株
オミクロン株は現在も強力な感染力を保っています。誰もがいつどこで感染してもおかしくない状況です。
医療現場では、①医療スタッフの感染及び濃厚接触者指定による欠勤者の著増、②コロナ(中等症/軽症)患者への対応、③救急車の搬送困難事例の継続により、多くの地域で正常な医療活動が困難な状況です。
アメリカンフットボールの活動によって感染が拡大しないよう、様々な工夫、配慮をお願い致します。
2,予防対策
オミクロン株は感染力が強いため、日常生活においてこれまでの3密の回避、換気の徹底、不織布マスクの正しい装着(密着させ極力手で触らない)、手洗い等の基本的な感染予防対策をより徹底し、アメリカンフットボール活動の場にウイルスをなるべく持ち込まないようにすることが重要です。特に会食、寮生活でクラスターが発生していますので、徹底指導をお願いします。
アメリカンフットボール活動においては、練習前後やミーティング等の注意に加え、この時期は少しでも感染の可能性を低くする意味で、日程変更、集合練習の短縮、大人数で集まらず少人数に分けての練習、コンタクト練習の短縮等を社会状況とチーム事情に合わせて臨機応変にご検討下さい。
【参考資料】
・新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針 (令和4年3月17日変更)
・令和4年3月17日 新型コロナウイルス感染症対策本部(第90回)
・新型コロナウイスル感染症対策(内閣官房)