佼成学園が足立学園を圧倒
5年連続5回目のクリスマスボウル進出


1Q 2Q 3Q 4Q
足立学園 0 0 0 6 6
佼成学園 14 7 7 21 49

11月23日、駒沢第2球技場で行われた第51回全国高校アメリカンフットボール選手権大会関東地区決勝は、佼成学園高校ロータスが足立学園高校ワイルドベアーズを49対6で下し、5年連続5回目のクリスマスボウル進出を決めた。

佼成学園は最初の攻撃機会にQB近田力(3年)からTE北川大智(3年)へのパスを足がかりに敵陣に攻め入り、第1Q5分34秒にRB加嶋魁(3年)の14ヤードTDランで先制。さらに第1Q8分59秒にはOLの完璧なブロックに守られた加嶋の41ヤードTDランで加点。第2QにはQB小林伸光(1年)がTE北川に28ヤードTDパスを決めてリードを広げた。

21対0で迎えた第3Qには、ランで時間を消費しながら前進。小林から北川へのパスで得点圏に迫ると、RB岩井零(2年)の8ヤードTDランで4ポゼッション差とした。

佼成学園は第4Q序盤にも、RB加嶋がこの日3つ目となるTDを挙げて35対0と勝負をほぼ決めた。

全国大会関東地区決勝初進出の足立学園は第4Q中盤、QB星野秀太(2年)が自らのランで前進し敵陣に侵攻。このシリーズをTE谷口智哉(3年)への23ヤードTDパスにつなげて反撃(TFPキック失敗)。しかし、佼成学園は第4Q7分19秒にQB小林からWR高津佐隼世(2年)への23ヤードTDパス、終了27秒前にはQB近田からWR岡村裕(1年)への12ヤードTDパスを決めてさらに突き放した。

最優秀バックス賞には6回走109ヤード3TDを挙げた佼成学園RB加嶋、最優秀ラインマン賞は佼成学園DL森洸介(3年)、敢闘賞はパス5回捕球83ヤード1TDを記録した足立学園TE谷口が受賞した。

最優秀バックス賞を受賞した佼成学園RB3加嶋

最優秀ラインマン賞を受賞した佼成学園DL90森(3年)

敢闘賞を受賞した足立学園TE1谷口